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男性ビジネスマンのための「医薬部外品の制汗、消臭クリーム」

嘘の戦争最終回 死人から連絡があるとも [エンタメ]

嘘の戦争、最終回、ようやくビデオで見た。

先週からどう決着つけるのかと思ったが
ドキドキハラハラのどんでん返しは
いかにものエンターテイメントだ。

まあ、警察から追われても逃げられると思ったが
車で追いかけてきたのが、六車ではなく
三平守だったところとか、相変わらず穴だらけww

しかし、そんなには気にならない。

それにも増して
登場人物たちの熱とスピードに乗せられる。

笑ったのは、六車があっと言う間に捕まって
案外雑魚キャラだったことww。

これもお愛嬌。
このドラマでは、陰惨な殺人は起こらない。

楓があの小屋にいないだろうことや
晃が何かしでかすだろうことは予想できてた。

が、最後の最後、隆のセリフには、まいった。
「いつから組んでた?」

そうきたかと。

過去の罪を購いたい晃に自分を殺させる。
なんといいアイディアだろう!

そして、1話と同じく水に落ちるというやり方も
スマートだ。

実際は、あんな高い崖から落ちて
無事な訳はないんだが。

百田も、警察に光一の居場所を教えたりして
何回裏切るんだ、こいつは、と思ったが
結局は浩一とグルだったね。

ボートで浩一を助けに行ったし。

二科興三がしぶとくて浩一も手こずるが
あれはあれで、そう言う生き様なのだろう。

二科会長がそう簡単に謝るわけがない。
貧乏な生まれから這い上がってきた男は
人を悪としてみるからだ。

しかし、その子供たちは
裕福なところに生まれたから、みな心根がいい。

楓の「憎むよ、ずっと」で、涙ポロリには
浩一も胸がいたんだろう。

楓がこれほど惚れてくれているんだから
体を弄んで捨てる、という復讐もあっただろう。

が、もちろんそれは浩一のスタイルじゃない。

このドラマの制作メンバーは20年来同じというが
そういうゲスなことをしない品の良さがある。

任侠ヘルパーの時にも思ったが
暴力や性的な描写をむやみに使わない慎ましさがある。


結局、ここでも、詐欺って言っても浩一は
二科コーポレーションから
2,000万円とった以外、金はだまし取っていない。

盗み出した会社の企業秘密も隆に返したし。

このドラマは、全編に、それぞれの登場人物の
生き様が貫かれていて、それぞれが真実味ある
存在として描かれているところが良かった。

詐欺仲間同士、だましたりもするが
それが浩一の武器にもなった。

最後の、空港での隆との会話も
味わい深くて大人の味がした。

「死人から連絡があるとは驚いたよ」

隆が浩一に教えられたことは大きい。

浩一は、嘘で二科家を翻弄したが
自分の父への信頼はゆるいだことがない。

その汚名を注いで、敵の二科興三に
一瞬だが、地獄を見せ、慟哭させた。

その場に居合わせた隆も涙を流すが
それは、楓のためばかりではなかった。

おそらく、浩一の地獄も一緒に味わったのだ。

隆は父親のエゴイスティックな醜さを思い知るも
これからも共に生きていかなければならない。

聡明な隆は、晃のことも浩一の仕掛けたことと見破り
敵ながらあっぱれ、という気持ちになっただろう。

そして、盗んだ企業秘密をそっくり返す
浩一には脱帽だっただろう。

一ノ瀬浩一ではない新しい人間として
外国に発つ浩一を見送る隆の笑顔が良かった。

隆は、浩一に出会うことによって
自分がこれまで生きてきた苦しい欺瞞から逃れ
嘘はつきながらも、本当の自分を生きていく。

最後、詐欺師たちがアジトでなんだかんだ言いあうのも
良かったし、「地獄に落ちろー!」には笑った。

黙ってさったかと思ったら
ハルカにだけわかるメッセージを残すあたり
浩一も罪な男だ。

「相棒だからね!」

後味の良い終わり方だった。


また草なぎ剛のドラマが見たい。


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