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男性ビジネスマンのための「医薬部外品の制汗、消臭クリーム」

暗黒の復讐地獄から 抜け出す道 [エンタメ]

嘘の戦争9話の録画を見た。

今回は、復讐されることになった
三瓶守の娘役で、国仲涼子が出ていた。

国仲涼子の硬質な感じが好きだ。

恩人とはいえ、30年間
何も言わずにいた守への復讐は
一番の弱みである娘を利用して破滅させること。

そのため、合成したエロ写真をばらまいて
娘の縁談を台無しにする。

そんなえげつない手をまさか・・・

と思ったが、そうでもなかった。

浩一は、復讐の鬼と化していたかと思ったが
妄想だけで踏みとどまった。

怒りと憎しみに突き動かされ、その炎に
焼かれそうな浩一を収めたのは、楓だった。

本当にこのドラマは、ゲストも含めて皆
適材適所のパーフェクトなキャスティングだと思う。

楓を動かしたのはハルカだ。

「今の浩一をなんとかしてくれそうな人」
と、楓に浩一を説得してくれるよう頼む。

浩一を思う二人だからこそ
今の彼に何が必要かを必死で探し、行動する。

そこには、女同士のつまらない嫉妬はない。
いい脚本だ。

「答えが見つかったの」

楓は楓で、彼女なりの洞察力を持って浩一を諭す。

「嘘をついたから命が助かった。
自分を許してあげて。
9歳の千葉陽一君だけは」

この言葉で、浩一は暗黒の復讐地獄から
抜け出すことができたのだろう。

氷が少し溶けたのだ。

「でも、一緒にいてくれた」

娘の由美子の誕生日を知って、守が
娘を捨ててまで自分と一緒にいたとわかり
冷酷な心から人間に戻るのだ。

由美子にも深々と頭をさげる。

「長い間、お父さんをお借りして、すいませんでした」

浩一の心の流れを追ってみた。

父と家族が眼の前で殺された

それなのに、父が悪いと嘘をついた自分

それを強要した大人たち

殺人に関わった人間が憎い

事実を知りながら黙っていた三瓶守も

しかし、実は嘘をついたことで守られていた

守だけは、自分が嘘つきでないことを
知っていて、ずっとそばにいてくれた

今の自分があるのは、あの嘘と、守のおかげ

ここに気がついた浩一が言う。

「もう、俺、大丈夫なんで」

この時の草なぎの顔。

涙をこらえているが、これは怒りではなく
真に救われたと安堵した涙。

ああ言う演技、できるんだなぁ、草なぎは。

まっ暗な孤独の中で邪悪な感情に
飲み込まれそうな浩一に光が当たった。

初めから黙って守を許していたら
この救いは得られなかっただろう。

暗い情念で突き進んだからこそ
見つけた光なのだ。

「もう、俺、大丈夫なんで」

浩一の胸の中は一気に軽くなったと思う。

だから、ハルカに朗らかに言う。
「終わりだ。これが済んだからタイに戻ろう」

しかし、そううまくはいかない。

二科たちの仕掛けた罠からは逃げられない。

詐欺仲間の百田がカズキに指示して
浩一の最後のカードは無くなってしまったからだ。

警察に追われる浩一を車で追う六車。

六車は警察から浩一逃亡させてくれるか?

カズキは二科コーポレーションの企業秘密を
盗み出せるのか?

誰が本当の味方だ?

来週が最終回だ。
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