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男性ビジネスマンのための「医薬部外品の制汗、消臭クリーム」

彼女が堕ろすといった時 [事件]

彼女はしかし
堕胎手術することを決めていた。

俺にはどうしようもなかった。

卑怯だったのか、俺は?

彼女が堕ろすといった時
止めなかった。

非力だった。
考えも足りなかった。
何が起きているのかわからなかった。

ちょうど、今頃だった。
彼女とチェリーパイを食べたのは。

それから二人は少し疎遠になったものの
付かず離れず、腐れ縁のように続いた。

俺は自分が、なんてダメな男なのかと
思わなければいけないんだろう。

しかし、未だにわからない。

彼女のことは、たぶん愛していたし
彼女はクールに装っていたが俺に夢中だった。

そんな気持ちを、俺は
自分の人生が決まらないのに
引き受けることはできなかった・・・。

もう20年以上も前のことだ。

彼女はその後、年下の男と結婚したと
風の噂で聞いた。

俺は未だに、一人でいる。

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